Nieuport IV編                                   気まぐれ製作記リストに戻る
ロシア製プラモデルでメーカーは「Amodel」。

太いランナーにどこまでがパーツなのか判らないゲート、細かいパーツにはトゲ状のバリ、大きな面には小さなブツブツがありますが、ディテールそのものは非常に繊細で完成すると比例もよくとてもいい感じになりますので大好きなメーカーです。

プラスチックの質は柔らかめですが脆い感じです。今回のモデルは薄水色でした。

離形材が多く残っているようなので念入りに洗浄します。パーツはパーティングラインだけでなく細かいバリや歪みを処理しなければならず時間はかかります。

胴体はL字を2つ組み合わせるようになっていて、見た事の無い分割方法です。金型の都合上ということは判りますがなんだかなぁ〜・・・って感じです(笑)。

右側の胴体に燃料タンクを組み立てたもの、操縦桿、ラダーペダル、渇油タンク、シート、パワーバーを塗装して取り付けます。

コクピット部分は合板で補強があるのかどうかわかりませんでしたので適当に木目を書いてみました。

この状態で胴体を左右張り合わせます。
慎重に摺り合せを行い胴体を張り合わせます。多少隙間があっても削りすぎはNGです。他の部品と合わなくなります。

次に操縦席前後の部品を取り付けます。カウリングの先端(矢印)は切り立った崖のようになっているので少し丸く成型します。

この段階でリギング用の穴あけも済ませ、隙間をパテ処理します。
主翼は塗装後取り付けるため、リギングを簡単にするため主翼と胴体に穴を開け1Φのピアノ線をカンザシを入れました。
主翼や尾翼にも必要な穴あけはここまでに済ませておきます。

エンジン取り付けは説明書では最後になっていますが、防火壁から出たエンジン取り付けダボとカウリング前部のセンターが会わないためダボを切り落としカウリング前部の部品のセンターに合わせてエンジンを下から入れることにします。こうすることでエンジン及びプロペラは固定することになりますが構いません。

カウリング内部はエンジンを取り付ける前に塗装を済ませておきます。胴体にサフを吹き基本塗装に入ります。
主翼を取り付けると難しくなるので胴体の基本塗装が終わると、の段階で尾翼関係のリンケージを済ませます。

エレベーターUP側のワイヤーは水平尾翼を貫通します。

水平尾翼の支柱もこの後取り付けます。
この段階で支柱、足回りを組み立てます。エンジンはカウリング内で処理する張線あるので最後に取り付けることにしました。

キットの支柱はバリや巣が多く修正が困難だったため何本か伸ばしランナーから作り直しました。

四本のワイヤーを通すために支柱頂点に0.6Φの丸還を極細のエナメル線で取り付けました。主翼を取り付ける準備が終わります。
主翼を取り付けリギングを始めます。
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