愛知 A6A1 晴嵐(TAMIYA \850)   1945                                 リストに戻る

晴嵐は第二次世界大戦直後から大型潜水艦「伊号」に搭載した水上偵察機よる湾岸攻撃やアメリカ本土空襲などに実績を上げた日本海軍が本格的な戦略的奇襲攻撃用に開発し世界にさきがけ実用化した機体です。(昭和18年(1943)11月1号機完成)
実戦時はフロートを装着しないで射出する仕様で機体の回収はせず潜水艦近くに着水するか落下傘で降下する計画でした。フロート装着したまま飛行するのは訓練時だけでした(途中で切り離しも可能)。

全長: 10.64 m全幅: 12.26 m 全高: 4.58 m主翼面積: 27.0m2 動力: 熱田三二型 水冷V12エンジン 出力: 1,400 HP 全備重量: 4,250 kg 最大速度: 474 km/h(フロート投棄時560km/h) 航続距離: 1,540 km 実用上昇限度: 9,640 m 上昇率: 5,000/8'00" 武装: 機関銃 13.0mm旋回機銃×1/800kg爆弾×1(250kg爆弾は4個まで)。または45cm魚雷×1
1/72のウォーバードコレクションの中でもイタレリではなくTAMIYA製のキットです。全面凹モールドで部品点数も少なく、引けもバリもなく組み立てやすそうです。地上取り回し用の台車も付属します。
機体内部:胴体内側の細かいモールドなど少ない部品でよく表現されていると思います。計器盤は塗装、シートベルトは付属のデカールで追加工作はありません。海外製品と違い簡単な刈組みだけでぴたりと収まります。プロペラは塗装後差し込むだけで回転するように工夫されています。スミソニアン博物館で復元された晴嵐はキット指定のグレーではなく三菱の機内色に近いようです。
ドーリーが付属しています。スミソニアン博物館で復元されたものは外側の足場板が三枚になっています。
完成写真
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