Me-163S KOMET (ACADEMY\756) 2009/01/21                  二次大戦機リストに戻る
 
 Me-163 COMETは第二次世界大戦末期、アレクサンダー・リピッシュ博士の設計による金属製の胴体に木製の主翼を持つロケット推進戦闘機です。連合国の爆撃機編隊への攻撃という単一目的のために設計されました。1941年の滑空テストではMe 163Aは、ダイブ時に最大速度855.8km/hを記録して空力的な設計の確かさを証明、1941年10月遅れて完成したHWK-R2-203を搭載してロケット飛行テストでは最大速度1,011km/hを記録しました。
Me 163Bは、Me 163Aと機体サイズはさほど変わらないものの全面的に再設計が行われ、ロケットエンジンの強化、燃料タンクの大型化、機関砲の搭載、無線装置などを装備した別設計の機体です。
連合国側も当初はその上昇力に驚きましたが飛行時間の短いことを見抜きその飛行場を避けるコースを取るようになり敵対することがほとんどなくなりました。
離陸後は8〜10分の飛行で爆撃機に対し一撃、運が良くて第二の攻撃をするのがやっとで、燃料のなくなった後は低速のグライダーとなり着陸態勢に入ったものは連合国戦闘機の餌食になりました。

Me-163SはMe163B-1aのの機体バリエーションのうち、武装とロケットエンジンを撤去して複座にした練習機です。Bf-110により上空まで牽引されました。

データは163B
全長: 5.75 m 全幅: 9.30 m 全高: 2.50 m 翼面積: 18.50 m? エンジン出力: 最大17kN(3,800lbf) 最大速度: 960 km/h
上昇限度: 15,500 m 上昇能力: 10,000 m まで 3.2 min(3125m/分) 航続時間: 約 8 分 武装: 30mmMK 108機関砲 2基 乗員: 1 名  
ACADEMYのキット購入は7機目。ACADEMYのキットの中でも比較的最近のもののようでモールドはシャープで繊細です。クリアパーツの薄さ透明度も良好です。163Bまたは163Sを選んで製作できるよう胴体上部、キャノピーは二種類セットされています。
163S(着陸練習機)として製作しますので前後に副座になっています。
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