萱場HK1(萱場1型無尾翼グライダー) 1938                              リストに戻る
 
 
3Dプリンターを導入し初めて作ったモデルです。
萱場1型無尾翼グライダー)は日本初の無尾翼機で萱場資郎、日野熊蔵、木村秀政、伊藤音次郎 各氏らにより作られました。
萱場氏は趣味の釣りからかつおどりの飛行とイカの推進に興味を持ち、無尾翼とジェット推進を組み合わせた飛行機を10年計画で完成させるつもりでしたが、個人での研究には限界があり陸軍と交渉しましたが、逆に研究を継続するように言われ僅かな研究費で開発を続けました。

製図、強度計算は木村技師(航研)が行い、伊藤飛行機研究所工場で製作され昭和13年2月末完成しました。
昭和13年12月にゴム策牽引で飛行を始め、14年9月からは飛行機曳航による飛行をしました。飛行回数182回目には陸軍のテストパイロットが搭乗しましたが、バルーニング現象でなかなか着陸できず、強引に下げ舵を取ったために前部を地上にぶつけ大破、機体を失いました。
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