川西 九七式飛行艇 二三型 H6K5(HASEGAWA \2,520) 1943 2009/02/10         二次大戦機リストに戻る  

 海軍は1934年(昭和9年)に川西航空機に長距離用の九試大型飛行艇の試作を指示しました。日本海軍初の4発大型飛行艇となるため川西航空機は試作を慎重に行い試作1号機は昭和11年に完成しました。試験はすべての面で海軍の要求を満たし昭和13年には九七式一号飛行艇として制式採用されました。開戦当初は前線で活躍しましたが速度が遅かったため敵戦闘機だけでなく爆撃機にも撃墜されるほどで、大戦中期以降は後方での輸送任務に従事することが多くなりました。モデルは最終型となる二三型です。

全長:25.63m 全高:6.27m 全幅:40.00m 翼面積:170.00m2 自重:12,379kg 最大重量:17,500kg 最高速度:385km/h 上昇限度:9,560m
航続距離:4,800〜6,770km プロペラ:定速3翅 発動機:三菱「金星」五一型または五三型空冷複列星形14気筒 公称1,200馬力×4 
乗員数:9 総生産機数:217機(非武装輸送機型含む) 武装:7.7mm機銃×420mm機関砲4?、20mm機関砲×1航空魚雷1?、航空魚雷×2たは2800kg
爆弾×2たは2250kg弾2?または250キロ爆弾×4または60kg爆弾×12
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