空技敞 零式小型水偵 E14Y (FUJIMI\1,260)                   Back to List top
 
昭和13年に初飛行した本機は木金混製の骨組に羽布張で、金属製の双フロートを持つ単葉機でした。
潜水艦の格納庫への格納に配慮し垂直尾翼の高さは低く押さえられ、又主翼の折りたたみやフロート・支柱類の結合が容易になるよう様々な工夫がなされ、組み立て開始から発進までの時間は
10分強ででした。
昭和17年から甲型・乙型の潜水艦に搭載され、南方や千島方面の偵察に活躍しまた。
本機を有名にしたのはアメリカ本土空襲で、昭和
179月に伊号第二五潜水艦の搭載機が2回にわたってオレゴン州の森林に焼夷弾を投下し火災を発生させた。これは、大戦中のみならず現在にいたるまで軍用機がアメリカ本土の攻撃に成功した唯一の事例となっています。

全長: 8.53 m
全幅: 10.98 m 全高: 3.39 m 主翼面積: 19.00 m2 全装備重量: 1,450 kg 最高速度: 246 km/h 乗員: 2 名
発動機: 日立「天風」12型 空冷星型9気筒 340 hp 航続距離: 882 km 実用上昇限度: 5,420 m 上昇力 10'11" /3000 m
武装:7.7 mm機銃 ×1 60 kg爆弾 
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